


血液疾患と固形がん患者の治療(H 22年度より)を対象とした病棟です。 血液疾患の患者は緊急に入院することも多く、入院直後は自分の身に起こっていることがなかなか受け入れられずにいる。そのため、葛藤と受容を繰返しながら、身体的・精神的なストレスを抱えて入院生活を送っている。そのような患者さんに対して心のこもった看護が提供できるように努めている。 また通院化学療法を受ける固形がん患者さんに対しては、限られた時間内で、必要な看護支援や指導が受けられるように心掛けている。
主な血液疾患は、白血病、骨髄異形成症候群、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫などである。 平成22年度は悪性リンパ腫の患者さんに自己末梢血幹細胞移植と急性リンパ性白血病の患者さんに末梢血幹細胞移植の2例を実施する。
抗がん剤や輸血治療に関しては、誤った使い方をすると生命に直結するため、薬剤の知識や投与方法を十分に理解し、正確かつ慎重な管理と副作用を先読みした看護が必要である。さらに、治療前に感染防止や副作用の早期対応など、患者指導を行うことで、患者自身が自己管理できるような働き掛けが必要である。しかし、緊急入院や病名告知などで患者さんは精神的混乱をおこしていることもあり、理解できるまで繰返しの説明や精神的サポートをする事も大切な支援である。
血液疾患の患者は長期入院や、入退院を繰返しながら治療を行うので、医療者側との信頼関係が重要であり、常に良い関係が保てるように心がけて看護しなければいけない。 また、患者のほとんどが高額医療の対象となる。そのため、患者は経済的な不安を抱えていることが多いので、安心して治療が受けられるように、早期からソーシャルワーカーを通して社会保障制度について説明をしてもらうことも重要である。
看護師は新しい治療や抗がん剤に対して、自己学習や勉強会を通してスペシャリストになれるように、常に向学心を持ち、適切な看護が提供できるようにする必要がある。